心に残った言葉・表現集

自分の中で良くも悪くも響いた言葉集

夏の裁断/島本理生

「母とは少なくとも日本人にとって『許してくれる』存在である。子供のどんな裏切り、子供のどんな非行にたいしても結局は涙をながしながら許してくれる存在である。そして裏切った子供の裏切りよりも、その苦しみを一緒に苦しんでくれる存在である。」(『弱者の救い』傍点筆者)と。

 

 引用文なので本来の本を見出しにしようかと思ったけど、私が読んだのはこの本なので。母親って確かにそういう存在だなと、そしてそんな母親がいない主人公が可哀想に思えた。