2018-02-06 恋の聖地: そこは、最後の恋に出会う場所。/千早茜のしらかんば 小説 短編小説 会話文 「でも、叔父さんが言ってましたよ。誰かに惚れるってことは馬鹿みたいなことだって。でも、僕は馬鹿みたいなことすらしたことがないので、少し羨ましいです」 「私はもうこんな馬鹿みたいなことはこりごり。でも、こりごりって思いながら、またどうせ誰か好きになって、馬鹿みたいなことをくりかえすのよ」 恋ってそういうものだよね。私も本気で恋したことないから主人公の気持ちもわかるし、律さんのような直情型のぶきっちょさんは苦労するだろうなってこともわかる。